トレーラーのオプションを考える
- ㈱プラチナムインターナショナル

- 1 日前
- 読了時間: 4分
今日はトレーラーのオプションについて考えてみましょう

旅をするうえでトレーラーを自分にあったようにカスタムやオプションの取り付けはある程度必要と考えることは確かにあります。しかしそれによる様々な弊害もあることも知ってください。今日はオプションやカスタムについてのお話をさせていただきます。
そもそもアメリカンキャンピングトレーラーは電源や上下水道を接続して使うということが大前提にあります。

アメリカの主なキャンプグランドは、サイトに電源や上下水道設備が備わっているところが多く、それらに接続し長期滞在を可能にした、つまりトラベルトレーラーというものなんです。 国定公園ないなどのキャンプサイトの場合は、一箇所に給水やダンプステーションがあったり、時間指定で発電機が使えるなどとなっています。
残念ながら日本にはその様な設備が整ったキャンプ場は少なく、トレーラー単独で快適に過ごせるようにと様々なオプション等を取り付けたりしていまが、これによるトラブルも少なくはないのです。
アメリカンはスペースも多く様々な加工が可能なわけですが、一番多いトラブルは架装し過ぎて過積載によるトラブルです。 トレーラーには乾燥重量(車体重量)UVWと最大許容重量GVWというものが明記されています。 更には積載可能重量CCCという物があります。 ほとんどの方が無視していますが、大変重要なことなんです。
-------------------------------------------------------------------------------------------
GVWR(車両総重量定格)
– は、満載時のユニットの最大許容重量です。これには、すべての液体、積荷、オプション装備、アクセサリーを含むすべての重量が含まれます。安全性と製品の性能を確保するため、GVWR(車両総重量)を超え ないようにしてください。
GAWR (車軸総重量定格)は、すべての車軸の組み合わせで安全に支えられる貨物、液体、オプションの装備品、アクセサリなどの最大許容重量です。
UVW(空車重量)* - 工場出荷時のユニットの標準重量です。ユニットの車軸、タンまたはピン、およびLPガスの全重量が含まれます。UVWには、積載物、飲料水、追加オプション装備、ディーラー装着アクセサリは含まれません。*標準装備のオプション装備に基づく推定平均値です。
CCC(貨物積載量)** - 新鮮な飲料水、貨物、追加のオプション装備、アクセサリーを積載可能な重量です。CCCはGVWRからUVWを差し引いた値です。使用可能なCCCは新鮮な飲料水(1ガロンあたり8.3ポンド)を収容できる量です。新鮮な水タンクを充填する前に、黒色タンクと灰色タンクを空にして、貨物積載量を確保してください。**標準装備のオプション装備に基づく推定平均値。
-------------------------------------------------------------------------------------------- つまりトレーラーにどれだけ載せても大丈夫という数字がきちんと記載されています。
これらを超えて積載し足回りが破損したり、箱に歪みが出て雨漏れなどするといった事例がございます。
近年大容量リチウムイオンバッテリーなども出て来た為、それらを大量に載せ家庭用エアコンを回したいという方も多くいますが、車両がそれに耐えうるスペックであったり、他の物(ルーフクーラー)を取り外す等増えないように配慮すれば可能な場合もありますが、トレーラー本来のバランスも崩しかねませんし、リスクが多いことも知ってください。
ご自身でやられる方は本当に注意して欲しいです。 弊社に助けを求めて来る方の多くがそういった説明も無く購入し、ご自身でカスタムした結果支障が出てという事例はいくつかあります。アメリカンに限らずキャンピングカー全体的に言えることで、過積載にならないようにする。積み方にも注意が必要!そういったことがあることを知ってください。
無駄なカスタムは避ける!
そのままでも十分使えるようになっているのがアメリカントレーラーです。 最初から色々つけるのでは無く、1シーズンや2シーズン使って、どうしても不便と感じることにカスタムされてはいかがでしょう? 要望を叶えることは可能ですが、そのためシステムが複雑になり上手く使えないという方もいます。 トレーラーというものがどういった物か、どういった仕様になっているのか!それらをきちんと理解してカスタムしないと、お金だけかかって無駄になることもあるのです。
楽しい旅もトラブルに見舞われては・・・ですね。





コメント