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オフグリッド化を考える

キャンピングトレーラーのオフグリッド化を考える
キャンピングトレーラーのオフグリッド化を考える

今日はまた難しい電気のお話になります。 キャンピングトレーラーを外部電源に依存せずに使える様にしたい。 いわゆるオフグリッド化についての解説です。


出来るだけわかりやすく解説出来ればと思うのですが、専門的なこともあると思うのでご理解下さい。


従来のトレーラーにはディープサイクル鉛バッテリーというものが主流でしたが、ここ最近は皆様良く耳にするリチウムイオンバッテリーと言われる物が登場し、それらを搭載したいと考える方が増えて来ました。


最初に鉛バッテリーとリチウムバッテリーの主な特徴をお話すると、

鉛バッテリーはまず重い! 100ahくらいの物(車のバッテリーと同じ位の大き)で約25kgほどあります。実際は半分位までしか使えません。使い過ぎまたはバッテリーをあげてしまうと回復率が一気に下る。 価格はリチウムに比べたらかなり安いです。 再充電回数が短い(300回位) 寿命も短い3~5年 

一方リチウムは同じ100ahくらいの大きさの物だと約半分くらいの重さです。無くなるまでしっかり使える(電圧も落ちない) 再充電回数も多い為、寿命が長いです。しかし価格は鉛に比べたら高い!。


それぞれのバッテリーには主にこの様な特徴の違いがあります。

リチウムにしたい方の主な理由が、電源がない場所でエアコンを長い時間使いたい! そういう要望が多いわけですが、では実際どれくらいの時間回るのでしょう?

わかりやすく単純計算で解説します。

リチウムに約3000whという電気が蓄積されていて1000wのエアコンを回したとすると

3000wh÷1000w=3時間という計算になります。これが500wであれば倍の6時間回るという計算になります。  これはあくまで単純計算で、エアコンは熱い部屋ではガンガン回って消費電力が大きくなり、部屋が冷えて来れば消費電力も下がってきます。つまり消費電力が一定で無いため何時間回るとははっきり言えないのです。

更にバッテリーでエアコンを回す場合、バッテリーは12V、エアコンは100Vと電圧が異なります。バッテリーでエアコンを回す場合、インバーターと言われる12Vを100Vに昇圧する装置を使います。 これがまた結構な電気を消費します。

先程の単純計算で3000wh÷1000w=3時間という話をしましたが、このインバーターロスのせいで実際は2時間30分くらいになることがあるのです。

インバーターにも種類があり、小さな物は数十wから大きな物は3000W程度まであります。W数が大きければ大きいほどバッテリーも消費します。 100W程度しか使わないのに3000Wのインバーターを作動させればそれだけでも大きくバッテリーを消費します。


バッテリーを充電するためにソーラーパネルもつける方も多いでしょう。大きなバッテリーになればそれだけ多くのソーラーパネルを積まなくてはなりませんが、パネルが取付可能なスペースは限られますし、バッテリー容量、ソーラーパネルの数、ソーラー充電コントローラーの容量など、しっかり計算してシステムを考えないといけません。

またこれらを組むにあたっては、きちんとした配線を使って組まないと、場合によっては火災になることもあります。 最近ではポータブル電源なども登場し併用する方も増えてきています。確かに電気は確保出来るかもしれませんが、そのためかなりな重量になりますし、収納スペースがバッテリーに占領させてしまうなんてこともあります。


実際の所、国内で多くの方が使用している大きさのトレーラーでは搭載出来るソーラーパネルの量やバッテリーの量には限りがありそれほど大きなシステムは組めません。トレーラーへ積載可能なリチウムの大きさは400ah程度でしょう。この場合、つけるエアコンにもよりますが24時間位がまでが限界でしょう。消費電力が大きなアメリカントレーラーの純正クーラーは更に短くなります。

家庭用エアコンでオフグリッド生活は1泊2日程度ということです。求める方の考えにもよるのでこれがだめということではありませんが、あまり過剰に期待しないほうが良いと言うことです。 また費用も結構かかります。

ヘッド車からの充電。自走式でよくあるのが、車のエンジンがかかっていることで充電するシステムがあります。これをトレーラーに流用することも可能ですが、気をつけないと車のバッテリー上がりを起こしてしまうこともあり注意が必要です。


私も今回トレーラーの乗り換え検討しており、どうシステムを組むか悩んでいますが、バッテリーはリチウムで200ah程度、ソーラーは400W(200W2枚)、インバーターは一応2000wをつけようか悩み中です。 オフグリッド的な考えは持っていません。 

このシステムでも冷房を使用しなければおそらく2~3泊は行けるでしょう。 暑い時期のお出かけは基本外部電源が取れる場所か涼しい高原へ行けば良いと思っています。

計算で行けば、冷蔵庫が12Vコンプレッサー式でバッテリーで駆動させる様になりますが、小型なのでそれほど消費は無いでしょう。 多少暑い時期は消費が大きくなると思われるので、ソーラーパネルを増やし充電効率をあげて消費を減らす感じです。

寒い時期は冷蔵庫の消費電力はかなり少なくなるでしょう。その分ヒーターの電気を多く消費しますが、今まで使っていたトレーラーのバッテリーが鉛で300ah搭載していました。先程説明したとおり、鉛は事実上半分位しか使えないので、150ah位だったとしても2~3泊出来ていたので、200ahのリチウムならヒーターと冷蔵庫を使用しても大丈夫だろうという考えです。


エアコンを考えなければ1泊は余裕。2泊~3泊は実際やってみないとわからないというところです。これは日が長い夏場と冬場の違いもあり、中々はっきりしたことは言えないのです。何回か出かけて経験していくしか無いのです。そういった経験を基にどう快適化していくべきか考えるほうが良いと思っています。

私は長期オフグリッドも可能なカスタム費用かけるくらいなら電源を借りればいいと思っています。電源を借りてしまえばエアコンの作動も心配無いですし、冬も中で電気ヒーター等使えばガスも消費しません。 カスタム費用で何回も電源借りれます。(笑)

これはあくまで私の使い方での話です。いく場所が常に電源が取れないという場合の方もいるでしょう。 お金がある方もいるでしょう。このオフグリッド的な使い方をしていくにもある程度の知識が必要です。初めての方などは先ずは電源ありきで考えていくほうが良いでしょう。何回か経験を積んで不便を解決出来るカスタムをしていくほうが良いでしょう。

アメリカントレーラーは基本電源ありきで考えられているので、常に電源を使って使用される方はカスタムも不要です。 鉛バッテリー1個乗っていれば十分かもしれません。弊社のトレーラーはどれもソーラーパネルは備わっているので自宅で保管している場合にも充電してくれてバッテリー上がりもありません。 ※12Vコンプレッサー式冷蔵庫搭載の場合、鉛バッテリーで長時間使用する場合は止まってしまう可能性もあります。


ちょっと難しい内容もあったかと思いますが、参考になれば幸いです。

 
 
 

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