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温水ボイラーについて考える


今日は温水ボイラーについての解説とその考え方についてお話したいと思います。

どちらのボイラーがいいのか初めての方はかなり悩まれるポイントになります。

それぞれにいいところも面倒なところもあり一概にどちらがいいとは言えませんが、特徴、メンテナンスについて解説したいと思います。



先ずはここ最近主流となっているタンクレスボイラーについて解説します。

タンクレスボイラー(例)
タンクレスボイラー(例)

近年多くのトレーラーに採用されているタンクレス式温水ボイラー(オンデマンド・ウォーターヒーター)はその名のとおりボイラーに貯水するタンク部がありません。ではどのようにお湯にしているのか?と言う事ですが、単純に本体の中に銅管がありその中を水が通る時にバーナーで銅管を温め沸かしています。構造としては家の瞬間湯沸かし器と全く同じ構造と言えます。家の瞬間湯沸かし器はAC100Vとプロパンまたは都市ガスで沸かす構造。トレーラーの場合は12Vを電源とし、燃料はトレーラーに搭載のプロパンガスを使用するということです。

全くといっていい程家のボイラーの感覚で使えるというメリットがあります。多くの物がリモコンで操作可能で、室内で希望の設定温度に出来、お湯の蛇口だけをひねれば設定した温度のお湯が出て来ます。水と混ぜて調整する必要がありません。現在のトレーラーでは多くの場合キッチンなどの蛇口も混合栓が使われています。

シティーウォーター接続(水道直結)していればタンクレスは常にお湯を沸かしてくれすのでシャワーなどは豪華にお湯を使い浴びることが出来るでしょう。ただしガスは消費します。

いいこと尽くめ!といっていいわけですが、これはあくまで使い方でのお話です。

タンクレスはガスのみの使用になるためガスは必ず消費します。 ではメンテナンスと言えば・・・はい! まず壊れたら本体交換になる可能性が非常に高いです。しかも本体も結構なお値段がします。 基本どのメーカーの物でもRV用はほぼ同じ様に作られていますので交換はそれほど大変ではありません。 タンス式からタンクレスに替える方もここ最近は増えています。 ですがここで知っておいて欲しいことは、まず寒さに弱い!ということです。タンクレスはタンク式の様に貯水していないため、本体が冷えやすい構造をしています。そのため冬の寒い時期はトレーラーでお湯を使っていなくても本体が作動することがあります。これは本体内で凍結しないように本体が水を動かしているわけです。 寝ている時音が気になるなどといってスイッチを切ってはいけません。これも家のボイラーと同じなんです。外にあるため気が付くことは少ないですが、家庭用の瞬間湯沸かし器は寒い夜など、自ら水を動かして凍結を防いでいます。だから夏は勝手に動作しないんです。

更に水抜きが大変。 業務上(知識保護)ここではその手順まで教えるわけにはいきませんが、これをしっかりやらないと、寒い保管時に銅管内で凍結し、銅管が裂ける可能性があります。そうなったらもう本体交換しかありません。冬季に対する知識と対処方をしっかり知る必要があります。



ではタンク式は?

タンク式温水ボイラー例
タンク式温水ボイラー例

写真を観ると先程のタンクレスと比べてかなり複雑な構造をしているのがおわかりいただけると思います。タンク式は本体内に約18L~22L(搭載モデルによる)の水を貯めてそれをガスバーナーまたは電気で沸かします。ボイラーには2種類あり、ガスだけの物とガスと電気で沸かせる2種類存在します。 共に多くの場合室内でスイッチを押せばバーナーが着火し沸かしてくれます。電気もスイッチONで勝手に沸かしてくれます。 当然湧くまで時間がかかります。約70℃~80℃に沸かしてくれますが、およそ5分~10分程度かかります。蛇口からは熱湯が出て来るわけですから水と混ぜて使わなくてはなりません。これも家の混合栓と同じ使い方と言えます。

シャワーの使い方では途中でお湯が無くなって水が出て来ることがあります。

これは声が出ます(笑)

メリットはトラブルが合った場合、ほぼ部品交換で済みます。値段もそれほどしないことが多いです。と言うか本当に強くなかなか壊れた事例は少ないです。次に水抜きが簡単であるという点です。写真の青いコックの様なパーツ(オプション)を取り付ければ簡単に水抜きが出来、寒い時期の保管でも本体を破損することは無いでしょう。ボイラーに水を捨ててない方もたまに見受けられますが、水が腐食したり凍結で破損する可能性があるので、帰宅後は必ず捨てましょう。水をきちんと捨てれる為衛生的でもあります。 シャワーを浴びる可能性のある水ですからきれいがいいですよね(笑) 貯水式は寒い季節にお湯を沸かした場合、本体の熱で凍結することもなく夜スイッチを切っていても全く問題ありません。

保温性はかなり高く、朝お湯を出しても顔を洗っても全然冷たく無いくらいのお湯が出て来ます。(寒さによる)

また、清水タンクの他に余分に水を積んでいると言えます。(出発前の給水時にしかりタンクに貯めて置けば18L~22L余分に水がある)


ここまで来て皆様はどちらを選択しますか? アメリカのRVショップの方から言わせると、タンクレスはビギナー向け、タンク式はプロ向けとされているそうです。 なぜタンク式がプロ用と言われるかですが、タンク式を蛇口をひねるだけで適温にしたければ、蛇口を交換すれば済んでしまうんです。RVに慣れている方ならそれは簡単なことです。更になぜタンク式なのか? ◆電気でもガスでも沸かせる 多くのハイグレードモデルは2Wayのボイラーを搭載しています。ハイグレードに乗られている方の多くがRVパークやキャンプグラウンドに長期に停泊します。この時必ずといっていい程電源を借りて接続していますので、現地について設置して、電源を接続したらボイラーの電気スイッチのONにしておけば、 他のことをしている間にお湯が湧いていてガスも消費しません。電気でも比較的早く湧くので問題無しです。

RVに慣れた方はこのボイラーの使い方を理解しているので、使うお湯の量もわかっています。そして貯水タンクは空になるわけではありません。使った分のお湯に対して水が注入されます。つまり常にタンク内には18L~22Lのお湯または水が入っているわけです。

一人がシャワーを浴びてお湯を使っても、出て着替え等している間に水が注入され、更に沸かしてくれているんです。この流れを掴んでいれば限られた水を有効に使えます。


タンクレスの場合、ついつい使いすぎて水が無くなる事例はあるあるです。(笑) 使い方が簡単なのはタンクレス。冬季には注意が必要。メンテナンスが少し大変。ボイラーを使えば必ずガスも消費します。

貯水式は使い方に慣れが必要。メンテンナンスは簡単。電気で沸かせばガスは消費しない。

といった感じです。


温水ボイラーはトレーラーに既に設置されていることが多いのでどちらを選ぶということが出来ませんが、購入しようと思うトレーラーがどちらのボイラーかきちんと知って、それに対する注意事項もしっかり教わってください。 どちらのボイラーも基本電源は12Vなので、電源がない場合でもお湯が使えてこれは大変便利と感じています。 ちなみにヨーロッパトレーラーの多くはAC100Vで沸かず物がほとんどです。オプションで12V貯水式に交換出来ますが、容量も10L程度と少なく費用も高いです。

やっぱりアメリカンのボイラー機能は便利と感じます。特に寒いこれからの季節ではお湯が大変重宝します。油汚れを落とすにもお湯はかなり有効ですからね。出先でも家と同じ様に使えるアメリカンの温水ボイラーは本当に便利ですよ。

ではでは、参考になれば幸いです。





 
 
 

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