今日はこれからトレーラーを購入しようと考えている方向けに失敗しない選び方や比較する上でのポイントなどを解説したいと思います。 牽引免許
トレーラーを牽引する場合においては、牽引免許が必要なモデルと不要なモデルがあります。牽引免許不要トレーラーとは車両重量が750kg以下のモデルであれば牽引免許不要、つまり車の免許さえあれば牽引して楽しむことが出来ます。
アメリカンの多くはどれも重量があるので、基本どのモデルも牽引免許が必要になります。 牽引免許不要トレーラーは小さく扱いも楽と考える方も多いでしょうが、牽引する上で牽引の運転技術など身についていない方は我流で運転することになるわけですが、なかなかバックが上手く行かないこともあります。 手で押せるとか電動ムーバーがあれば安心などと言われますが、舗装された展示場のデモと異なり、実際のフィールドは土だったり砂利だったりします。そのような場所では750kgのトレーラーでも手で押したりムーバーを使っても動かないことがあります。 出かけた先で安心してトレーラーを処理して楽しむにはやはり運転技術が必要になります。もちろん経験を重ねることも必要になりまし、ある程度大きさがあったほうがバックもし易いということも実はあります。小さいからとか軽いからという理由だけで選んではいけません。 どうしても駐車場などのスペースの問題は別です。牽引免許サイズは大きくて不安と思い、小さな物を購入し、実際牽引してみたらもっと大きくても平気だったとか、最初観たときは広く感じたけど使ってみたらもう少し大きくても良かったという声はよく聞く声です。 牽引をするということであれば免許不要サイズであれ、牽引免許を取得して技術や特性をよく理解してスタートすることをお勧めします。
アメリカンにするか?、ヨーロピアンにするか?
トレーラーは主にアメリカ系とヨーロッパ系の2つに別れます。ここ最近では国産モデルや、中国系モデルも出始めましたが、基本これらは構造上ヨーロッパ系に分類されます。
どちらを選ぶかは個人の自由だと思いますが、ここで注意して観て欲しいポイントをいくつか上げます。 まずは自分の車で牽引出来るか? 一番の違いは車両重量です。 アメリカンは構造上かなり重たさがあります。これにより牽引出来る車種が限られます。 自分の車では引けないからヨーロッパモデルを買おうとする方もいますが、ではなぜアメリカンはそれほどまで重いのでしょうか? 構造上の問題もありますが、フレームの作りや、窓がガラスである、標準装備が全然違うなど、そもそもトレーラーが違うのです。 アメリカンは自宅に置いている時なども電気、上下水道などを繋いで置けば一部屋として使うことが出来る構造になっています。 レジャーだけで無く、趣味の部屋、子ども部屋、別荘、グランピング施設、災害時にも役に立つ物なのです。 ヨーロッパモデルも出来なくは無いでしょうが、キャンピングトレーラーとトラベルトレーラーとは大きく異なる点があります。
同じように考えている方が多いのですが、実は結構な違いがあり、それらが後々の使い勝手の快適さにも繋がっていきます。アメリカントレーラーとヨーロピアントレーラーの違いをまずはよく理解して検討してください。ヨーロピアントレーラーからアメリカントレーラーに乗り換える人はいても逆はほとんどいません。
価格で比較する
単純に言えばヨーロピアンモデルの方がやすいでしょう!しかし、先にも述べたように根本的に備わっているものが違います。構造も違います。安いのは当然です。しかし、アメリカンの場合、電動オーニングや温水ボイラー、ソーラーパネル、冷暖房などがほとんどが標準です。これだけでも差額は埋まってしまうでしょう。 日本ではドルに対しての円安ばかりが騒がれますが、ユーロに対してはもっと円安です。その結果ヨーロピアンモデルも以前に比べてかなり高騰しています。アメリカンとの差が縮まったと言えます。
ヨーロピアンモデルは間接照明であったりデザインもおしゃれです。それに魅了される方は多いでしょう。非日常空間が欲しいという方はそれで選んでもいいでしょう。 しかしキャンピングトレーラーの性能として検討する場合は、清水タンクの容量や温水ボイラー、空調設備などしっかり比較してください。 ヨーロピアンモデルはウェブや表示価格は安いけど、実際買おうとした車両には既にオーニングがついているとか、エアコンがついているとか言われ価格がぐっと上がるということが多いです。 しかしアメリカンはそもそもがついているので、購入しようとした車両の価格が上がるなどのことはありません。
ヨーロピアンモデルもシャワーが付いていたけどほとんど使えないという声もよく聞かれます。そもそも清水タンクもそれほど大きくありませんし、電気式で5Lほどしかわかせません。それではシャワーは無理ですし、排水タンクも多くの場合トレーラーの下で小さなタンクで受けますからすぐ溢れてしまいます。お金を出して使えなくては意味がないです。
せっかく備わっている装備ならきちんと使えて欲しいところです。アメリカンのシャワーはガス式が多く、電気が無い環境でも沸かすことができ、約20Lもの高温なお湯が作れます。また、清水タンクや排水タンクも大きいので実際浴びることが可能です。ここ最近では瞬間湯沸かし器のような物も出て来たので、上下水道を直結出来る環境ならエンドレスに浴びれます。価格や見た目の装備品だけで検討するのでは無く、その装備は本当に使えるのかをしっかり見極めて比較検討してください。
さて少し長くなってしまいましたが、いくつかポイントを解説させてもらいました。 実際の物を観て、違いの説明をよく理解し購入してください。
また思いついたことがあれば解説します。 ここを教えて欲しいなどあればコメント入れてください。ではでは
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