RV事業を起ち上げまだ1ヶ月あまりですが、既に8月上旬には1号車のForest River社のWolf Pup 16BHS BLACK LABELというモデルが入庫してきます。
今日はこのモデルに付いて解説したいと思います。
通常のモデルは上の写真の奥に少し写っていますが、波状のアルミパネルが採用されています。BLACK LABELはサイドパネにファイバーパネルを採用し、更に窓ガラスはフレームレスウィンドを採用。非常にスッキリとした外観となっています。
専用で山のデザインのデカールが貼られています。
タイヤも通常モデルより1インチ大きなアルミホイールを装着し、いわゆるオフロードバージョンの様なモデルです。
フロアー図
このフロアープランは非常に多くのメーカーが採用しており、歴史も長くそれだけ定評なプランと言えます。よく、ベッドは4人就寝出来るけど、ダイネットはなぜ2名しか座れないんですか?と聞かれます。 このモデルを仮に小さなお子様が2名いる4人家族として見て下さい。 おそらくキャンプに出かけた際、食事は外でBBQなどをして楽しむことでしょう。 でもお子様が寝静まったら、大人が寝るには早すぎる。外にいてはお子様が心配というご両親も多いことでしょう。 そんな時このダイネットでお子様のそばでご両親はゆっくり夜ふかし出来る。 そんなことを想定したモデルです。
他にもご夫婦とペットの場合、リアのバンクベッドにペットを置いてご夫婦はダイネットとフロント常設ベッドを使う事が出来ます。
リアの2段ベッドはいらないという方もいますが、実はここは最高の荷物置き場になります。実際のお出かけの場合、着替えなどの荷物はバックなどに入れてお出かけする場合がほとんどだと思いますが、そのバックをそのままここにおいて置けば出し入れも非常にスムーズです。またお土産などを購入した場合にも便利ですね。
更にこのモデルは下のベッドが跳ね上げ式で、自転車などの大きな物を積むことが可能です。
専用のドアがついています。
更にリアにはキャリアも標準装備されています。汚れ物などを持って帰りたい場合などに大変便利です。※リアが伸びる分走行時には十分注意が必要です。
キッチン
2021年モデルからこのスタイルのキッチンが多くのメーカーで採用されています。
奥に大型冷蔵庫が導入されて為、キッチンそのものは少し狭くなりました。しかし、ガスコンロには蓋が付き、シンクにもカバーが付き、ご覧のようにフルフラットのスペースが出来ています。これは非常にいいですね。更にキッチンに窓もあり明るいです。家具のほとんどがダークな色合いなので、窓が多いことは非常にいいです。
従来のモデルにはこの様にガスコンロにカバーが無く向き出し。シンクも埋め込まれていませんでした。意外に作業スペースが無いのがわかりますね。それでもヨーロッパのトレーラーなどに比べればこれだけあれば作業をするには全く問題無いでしょう。
シンクがステンレス!
Wolf Pup 16BHSのシンクにはステンレスシンクが採用されています。更に右上にはハンドソープディスペンサーが備わっています。ステンレスシンクは傷や汚れに強く衛生的。ハンドソープディスペンサーが備わっていると言うことはコロナ対策にも大変有効かと思います。
バッテリーゲージ
Wolf Pup 16BHSには12Vバッテリーゲージが標準装備されております。よく日本の方は高価なバッテリーインジケーター等付けている方も見受けられますが、今何アンペア使用して、自分のバッテリーは何ahだからあとどれくらい使える!なんて方もいますが、正直実際の使用ではそんなこと気にしてられません。(笑) それより今バッテリーが何Vなのか!それだけ分ければ十分です。こういった細かな実際の利用に関しての装備がついていることがこのモデルはいいですね。
バッテリーキルスイッチ
下の赤いつまみがバッテリー遮断スイッチになります。 (ちなみに上はガス漏れ警報機)
このスイッチすらついていないモデルもあります。 日本人はバッテリーに対する知識が少ない方が多いです。 使用していない場合でも上のガス漏れ警報器は常にバッテリーから電源をとってガス漏れを検知しています。しっかりガスの元栓がしまっていれば、ガス漏れ警報機を作動させておく必要もありません。 使用していないときでもオーディオやTVアンテナのブースターなど常時バッテリーから電源を使用しています。これによりバッテリーあがりを起こしてしまう事例が最も多いです。その様なときはこのキルスイッチでしっかり遮断してバッテリーを保護しましょう。このスイッチと電圧計があることは、トレーラーが初めてな方や、電気が詳しく無い方が快適に使う上で大変役に立つアイテムと言えます。
今回弊社で導入したこのWolf Pupシリーズは、トレーラー初心者でも快適に使えるモデルだと考えています。もちろん連結方法や、給排水処理の問題など、それなりに知識を備える必要もありますが、あまり難しい物だと、性能を発揮出来ないばかりか、寿命を短くしてしまいお金のかかってしまうこともあります。これでは楽しさも半減してしまうというものです。難しく考えず楽しく遊べるアイテムをご提案していきます。
実際の車両が入庫しましたら、動画などで詳しく解説していきます。
今しばらくお待ち下さい。
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